意外と知らない!そもそもコーヒー豆って?

コーヒー豆はどうやってできる?



美味しいコーヒーを飲むと、苦さ以外にも心地よい甘酸っぱさや果実のような香りが感じられる経験はありませんか?
そもそもコーヒー豆とはコーヒーノキという植物から採れるコーヒーチェリーと呼ばれる果実の種子部分です(分類はアカネ科コフィア属)。
収穫した果実を精製してグリーンビーンズと呼ばれるコーヒー生豆にし、それに熱を加えたものがよく見かける茶色いコーヒー焙煎豆です。チェリーといってもバラ科であるチェリーとは全く別種なんですね。ワインのように品種や栽培風土によっても風味はがらりと変わり、それぞれのコーヒー独自といえる複雑な香りが人々を虜にする秘密なのかもしれませんね。

日本ではほぼ採れない?コーヒー豆は輸入品



コーヒーの専門店やコーナーに行くと、日本の国産コーヒーがほぼ無いことに気付くと思います。コーヒーノキは寒さが苦手で霜にとても弱いんです。ですので赤道をはさんで南北緯約25度のコーヒーベルトと呼ばれる温暖な地域で主に生産されています。
また非常に手間と労力のかかる作物なので、労働コストの高い先進国での栽培には向きません。日本でも沖縄や小笠原でごく少量の生産がされていますが、以上の理由でとても高価で手に入りにくいです。日本は世界でも4位(2013年度)に入るコーヒー消費大国で、そのほとんどが生豆で輸入され、国内で焙煎されています。当然高品質な豆の種類も非常に豊富ですので、より良く知ることできっとお気に入りの1杯に出会えますよ。

焙煎して用途別に挽いて、、



日本のコーヒーの飲み方として一般的な方法はやはり生豆を焙煎して、それを挽いてドリップ等で淹れる方法だと思います。焙煎する以外にも生豆を煮たり、果肉と生豆の間の果皮を乾燥させたギシル(煎じて飲む)などがありますが、どちらもやはり適切に焙煎されたコーヒー豆に比べると香りは物足りません。焙煎は様々な方法がありますが、基本的にどれくらいの焼き具合かで浅煎りや深煎りといった段階分けで呼んでいます。ステーキの焼き具合のレアやミディアム等に近いですね。豆はミルやグラインダーと呼ばれる器具で調節して挽きますがペーパードリップやエスプレッソ等、淹れ方によって分ける事でより美味しい1杯になってくれます。

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