レギュラーコーヒーの意味を正しく知って楽しい珈琲ライフ。

レギュラーコーヒーってどういう意味?



コーヒー豆の表記にレギュラーコーヒーと見かけますが、これは焙煎されたコーヒー豆100%のことなんです。レギュラー、つまり「正式な」コーヒーを表していて、豆のままでも挽いてある粉末でも同じ呼び方がされます。

19世紀末にインスタントコーヒーが実用化されたことによって、それまでのコーヒーと区別されるようになり、レギュラーコーヒーという言葉が使われるようになりました。両者の最大の違いはレギュラーコーヒーは水に完全には溶けず、インスタントコーヒーは水に溶けるという特徴です。

レギュラーコーヒーとは

レギュラーコーヒーは和製英語



レギュラーコーヒーという言葉は、和製英語ですので、英語圏ではレギュラーコーヒーというとホットのブラックコーヒーを指す場合が多く、コーヒー豆はローストコーヒービーンズやコーヒービーンズで表されます。
ニューヨークやカナダなどでは、砂糖とクリーム入りのホットコーヒーをレギュラーコーヒーと呼びますので、旅行の際に、豆知識として知っておくと便利ですね。もちろんインスタントコーヒーを使用したものは、海外でもレギュラーとは呼びません。

よく目にする珈琲の種類



ここで良く目にする~コーヒーの種類をまとめてみましょう~

〇レギュラーコーヒー

添加物を加えていない焙煎されたコーヒー豆及びそれを挽いた粉末。
お湯や水で抽出し、水に溶け切らない部分は除くか粉末状まで細かくして飲みます。

〇インスタントコーヒー

ソリュブル(可溶性)コーヒーとも呼ばれます。コーヒー豆の抽出液から水分を除去して粉末状にしたものなので、
水に完全に溶けて手軽に飲めますが、一度ドリップしてある状態なので風味は劣ります。

〇ブレンドコーヒー

異なるコーヒー豆を混ぜたレギュラーコーヒー。同じ産地のものでも焙煎度を変えて混ぜる場合もあります。
配合率は自由ですが、ある程度程度決まりごとがあり、例えば、「コロンビアブレンド」と表記するには30%以上コロンビア産の豆を使用しなければなりません。

〇ストレートコーヒー

ブレンドに対して、同じ豆100%のレギュラーコーヒー。かつては国ごとに分類する程度でしたが、現在は同じ国でも地域や農園・品種・精製方法等でより細分化されている豆が増えています。

同じコーヒーという名前がついていますが、それぞれに違いがあることを知ることで、また飲むときの楽しみが広がりますね。

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